寝付けない、途中で何度も目が覚めるといった不眠の症状以外に、現代は睡眠時間そのものが短くなっていることが分かっています。
よく理想の睡眠時間は8時間といわれますが、実はこれは50年以上前の睡眠時間に関する統計の平均値で、「理想の睡眠時間」とは関係がないのです。
日本人の睡眠時間は、総務省が実施した調査を見てみると、昭和50年代前半までは8時間と、よく寝ていたようです。ところが、平成23年は平均7時間4分。これは国民平均ですから働き盛りの40〜50代の男女ではおよそ7時間になるなど睡眠時間が減っています。
その大きな原因は、前にも触れたように、残業などによる深夜労働、テレビやDVD、パソコンやスマホの普及など、とにかく現代人はやることがたくさんあります。そんな深夜の誘惑に負けて、どんどん就寝時間が後ろにずれ、結果、睡眠時間が足りていない人が急増して
いるのです。
本来、私たちは夜になると眠り、朝になれば目が覚めるという一定のリズム(サーカディアンリズム)で生活するようにできています。睡眠は、夜10時〜朝6時の間にとるのが理想です。
私はもう何十年も夜11時に寝て、朝6時ころに起きることを習慣化しています。
夜11時が無理でも、自分なりにできる限り早い時間に眠り、朝起きて朝日を浴びるような、規則正しい睡眠をとることがとても重要です。 このリズムが崩れると、熟睡感が得られず、昼間いつも眠く、だるいなどの不調や、病気を招いたり、不調を悪化させることにもなりかねません。
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