なかなか寝付けない、途中で何度も目が覚める、寝起きがすっきりしないなど、少なからず、誰もが一度や二度は経験したことがあるはずです。 これが慢性化して、日中の生活に支障が出てしまうのが不眠症です。
程度の差こそあれ、現代は不眠や寝不足に悩む人が増えています。 日本人の3人に2人が睡眠の悩みを抱えているという統計もあります。
健康雑誌では睡眠の特集が組まれ、快眠方法を伝える本や眠りに導くCD、リラクゼーショングッズなどが次々に登場し、人気を集めていることからも、睡眠に関心をもっている人が実に多いことが分かります。おそらく人類史上、これほど不眠に悩む人、睡眠にこだわりをもつ人が多い時代は初めてのことでしょう。
その原因はいろいろです。
神経症やうつ病など精神医学的な原因、薬剤や飲酒などが関連したもの、身体的原因によるもの、脳の病気に伴うものなど、これらは医師の指導による治療が必要です。 しかしながら不眠の大半は、乱れた生活習慣をはじめ、騒音、気温、採光、合わない枕や寝具などの環境的な要因が関係しているようです。
例えば、昼夜逆転の不規則な生活。
会社員は残業が当たり前の現代。 定時に帰宅できる人などひとにぎりで終電間近まで仕事に追われる日々、少々早く終われた日には、仲間とお酒で日ごろのストレス解消・・・・・・。 結局、帰宅はいつも深夜という人もいるのではないでしょうか。
また、テレビやパソコンの普及、街には深夜や朝まで開いている店など、私たちの環境は24時間楽しいことや刺激的なことで溢れています。つい寝るのも忘れて、気付いたら朝だったなんてことも珍しくありません。
その分、休日は昼過ぎまで寝て、一日ゴロゴロ過ごす。実は、こうした睡眠サイクルが乱れた生活を送ること、すなわち、生理学的な要因による不眠が急増しています。
最近の傾向としては、特にパソコンやスマートフォンの普及が睡眠に悪影響を与えているように思います。
四六時中、メールの送受信、サイトやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のチェックに追われ、寝る直前までこれらの画面を見ていると、脳が興奮してしまい、よい睡眠がとれなくなることが分かっています。スマホをベッドにまで持ち込む人も多いようですが、是非ともやめてほしいものです。
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